ウイルスに負けない体づくりのために 牡蠣を食べて免疫力アップ
ウイルスに負けない体づくりのために
牡蠣を食べて免疫力アップ
新型コロナウイルスの流行が続いています。
うがい、手洗い、マスクはもちろん、睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておくことが大事な対策の1つです。
牡蠣は免疫力アップを助ける栄養素を多く含んでいます。牡蠣を食べて、ウイルスに負けない体をつくりましょう!
牡蠣に含まれる豊富な栄養素
鉄分
体を丈夫にする重要なミネラルの一種で、赤血球を構成するヘモグロビンの材料となり、体中に酸素を運ぶのに欠かせません。筋肉や体内の様々な酵素にも必要です。体内の鉄が不足すると酸素や栄養分を十分に運べず、疲れやだるさを感じやすくなります。
亜鉛
亜鉛には、免疫力アップやエネルギー代謝の促進などの働きがあります。牡蠣3~4個で1日に必要な量を摂取できます。
タウリン
アミノ酸の一種で栄養ドリンクなどにも入っていることが多い成分です。エネルギーを作ったり内臓の機能を高める効果があり、疲労回復効果が期待できます。
ビタミンB1・ビタミンB2
糖質をエネルギーに変換し、「グリコーゲン」も含まれ、スタミナづくりや運動能力の向上に効果が期待できます。ビタミンB1の不足は、乳酸などの疲労物質が体に溜まる原因にもつながります。
ビタミンB12
神経や血液細胞を健康に保ち、全細胞の遺伝物質であるDNAの生成を助ける栄養素です。疲労や体力低下を引き起こす貧血の一種である巨赤芽球性貧血の予防にも役立ちます。
牡蠣は栄養豊富で低カロリー・低糖質
栄養が豊富で低カロリー・低糖質な牡蠣は、ダイエット中にこそ食べていただきたい食材です。牡蠣のカロリーや糖質量、栄養素についてご紹介します。
牡蠣のカロリー
牡蠣のカロリーは、100gあたり60kcalです。
大きめの牡蠣で1粒が約20gなので、1粒あたり12kcalほどだと考えれば良いでしょう。
5粒を食べても約60kcalです。
牡蠣の糖質量
牡蠣を食べるとほんのり甘みを感じますが、牡蠣の糖質量は100gあたり約5gです。
1粒が20gの牡蠣なら、糖質量は1g程度です。
糖質制限ダイエットをしている人でも安心して食べていただけます。
牡蠣の豊富な栄養素
牡蠣は低カロリー・低糖質でありながら「海のミルク」といわれるほど栄養が豊富で、
ビタミン類や亜鉛、タンパク質や鉄などを多く含んでいます。
食事量を減らすダイエットをするとどうしても栄養が不足しがちです。
牡蠣はダイエット中に不足しがちな鉄分、タンパク質、ビタミン類を効率的に補うことができます。
また牡蠣に多く含まれる亜鉛には皮膚や粘膜の健康を維持する働きもあり、美肌や美髪効果も期待できます。
ダイエット中におすすめの牡蠣の食べ方
カロリーのことを考えると、牡蠣フライ&タルタルソースよりも、生牡蠣や蒸し牡蠣、ソテーなどで食べることをすすめします。
料理法や味付けを工夫すれば、よりカロリーや糖質量を気にしないで牡蠣を楽しんでいただけます。
オストレアのおいしくて新鮮な牡蠣をぜひ食事に取り入れてみてください。
牡蠣とレモンのベストな関係
牡蠣フライでも生牡蠣でも、牡蠣を食べるときにはレモンをかけるという方も多いのではないでしょうか?
「牡蠣にはレモン」には深い理由があります。
レモン果汁が牡蠣の鉄分吸収をアップ
牡蠣には鉄分が豊富に含まれていますが、その鉄分の体内への吸収率は15~30%です。
ビタミンCは鉄分の吸収を助けるので、レモンと一緒に食べることで、鉄分の吸収率がアップします。牡蠣料理によくレモンが添えられているのは、栄養面からも深い意味があるのです。
生食用ならレモンを絞ってそのままいただきましょう。また、牡蠣鍋も牡蠣から出た栄養がつゆに移るので、レモンを絞ってつゆまでいただくとおいしく効率よく栄養を摂ることができます。
レモンの殺菌作用
レモンには殺菌作用があるといわれており、牡蠣のまわりや手に着いた菌を滅菌してくれます。
牡蠣を専門に取り扱うお店をはじめ、お店で提供されている場合は、基本的には問題ないとは思いますが、調理段階や食卓に並ぶまでに混入することもありますので、レモンによる殺菌は効果があるかもしれません。これはなまもの全般にいえることです。
牡蠣を縮ませない下処理の裏ワザ
プリプリふっくらの生牡蠣を加熱調理したら縮んで小さくなってしまった・・・
そんな経験がおありですか?
牡蠣を牡蠣鍋やソテーなどにするとき、加熱しすぎると牡蠣は縮んでしまいます。縮ませず、プリプリのまま食べられる下処理の裏ワザをご紹介します。
牡蠣の下処理
<準備するもの> 牡蠣…6個(150g) 塩…小さじ1 片栗粉…小さじ2 水…400ml |
- 生牡蠣をボウルに入れ、塩、片栗粉を加えて10秒ほど揉まないように混ぜる。
- 1.に水を入れ、やさしく混ぜ、汚れを落とす。
- 汚れた水を捨て、綺麗な水で2~3回すすぎ、キッチンペーパーで軽く水気を取る。
- 下処理した牡蠣に軽く片栗粉をまぶし、沸騰したお湯で10秒ほど茹で、冷水に取る。
このひと手間をすることで、片栗粉でコーティングされた牡蠣は縮むことなくプリプリです!ぜひお試しください。
人類は大昔から牡蠣が好き
牡蠣は古来より人類が食用にしてきた歴史のある食材です。
日本でも歴史は古く、縄文時代の貝塚から牡蠣の化石が発掘されています。
ナポレオンやビスマルクが牡蠣の愛好家であったことは有名な話です。その時代にローマでは、すでに牡蠣の養殖が行われていました。
日本では伊達政宗も牡蠣を食す専用の洞窟を用意していたとの文献もあるそうです。
また松尾芭蕉の「奥の細道」では汽水域を目指して進み、牡蠣によって栄養を補充していた、なんていう話も……。
日本での養殖の歴史は450年前の室町時代、当時は石を干潟に撒き牡蠣を付着させる「石蒔き養殖法」や、木や竹を干潟に突き立てて育成させる「ひび建て養殖法」などが主流でした。明治時代になると、今のように筏に帆立の殻を吊るして海に沈める「垂下式養殖法」が始まり飛躍的に生産量が増加しました。
牡蠣は海の岩から「かきおとす」ことからその名前が付けられ、名前の通り、岩や他の貝の殻など硬質の基盤に着生しています。その性質を利用して牡蠣の養殖は行われています。
「牡蠣の旬は一年中」
牡蠣の旬と聞いて、思い浮かべるのは冬ですか?
冬になると街にはカキフライなどの牡蠣メニューを出す飲食店が増え、メディアでも取り上げられますよね。
しかし、「牡蠣の旬は冬」というのは一昔前までの話。20年ほど前は、市場から仕入れられる牡蠣の種類も限られ、流通も現在ほど良くなかった事から、やはり牡蠣は冬が一番出回っていたのは確かです。
でも今は牡蠣の旬といえば・・・ずばり「一年中」です!
昨今、殻付き牡蠣の需要が増えたことから、北は北海道、南は九州までと日本全国で養殖され東京の市場に集まってきます。
北海道は海水温が低いことから、夏場でも安定して牡蠣を供給できる環境になっています。また、牡蠣の輸入自由化が進んで、日本の夏場が冬にあたる南半球のオーストラリアやニュージーランドの牡蠣も入ってきます。
そして日本には「岩牡蠣」があります。この品種は夏牡蠣とも呼ばれ、夏が旬。つまり牡蠣の旬は一年中といえるのです。
冬に牡蠣鍋を囲むのも楽しいですが、暑い夏にキンキンに冷えた白ワインと生牡蠣もまた最高の楽しみ方のひとつです。
ぜひ、オストレアで一年中牡蠣を楽しんでください。
美味しい牡蠣を選ぶポイント
新鮮でおいしい牡蠣を選ぶポイントをご存じですか?
牡蠣の目利きのオストレアが美味しい牡蠣の見分け方をご紹介します。
殻付き牡蠣の場合
・口を固く閉じていて重いもの
口を固く閉じている牡蠣は活きが良い証拠です。殻に傷が多いと収穫後の洗浄作業の過程で弱っている可能性があるので、傷は少ないものを選びましょう。さらに、実際に手で持って重さを確認しましょう。重い牡蠣は、身がしっかりと詰まっています。
牡蠣のむき身の場合
・身と貝柱がしっかりくっついている
身と貝柱がしっかりくっついているかを確認しましょう。貝柱が半透明なものは良品です。また、牡蠣は漁獲日が早いものの方がおいしい傾向にあります。スーパーなどで袋詰めやパックになっているものは、漁獲日もチェックしておきましょう。
・身にツヤがあり丸々とふくらんでいる
身にツヤがあり、ふっくらとふくらんで弾力があるものは新鮮な証拠です。プリプリとした食感と濃厚な味わいを楽しめます。
・身の外側の膜の色がくっきりしている
身の外側のびらびらした薄い膜を確認してください。鮮度が良いものは、この膜が盛り上がり、くっきりとした黒色をしています。ちなみに、新鮮な牡蠣の身の色は少し黄色みがかっています。乳白色になっているものは避けてください。